内側から肌を守る“食べる紫外線ケア”
日焼け対策といえば、日焼け止めや帽子、日傘など“外からのケア”を思い浮かべがちですが、実は“内側からのケア”も大きな効果を発揮します。そのカギとなるのが「食生活」です。紫外線による肌ダメージを軽減し、美肌を保つためには、毎日の食事が重要な役割を果たします。

今回は、紫外線に負けない体をつくるための食生活のポイントをご紹介します。

1. 抗酸化作用のある食材を意識しよう
紫外線を浴びると、体内では「活性酸素」が発生し、シミやシワの原因になります。これを防ぐために効果的なのが、抗酸化作用のある栄養素。代表的なものは以下の通りです。

ビタミンC（赤ピーマン、ブロッコリー、いちご、キウイなど）

ビタミンE（アーモンド、アボカド、かぼちゃ、植物油など）

βカロテン（にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜）

これらの栄養素は、紫外線によってダメージを受けた細胞を守り、肌の回復力を高める効果もあります。

2. トマトに含まれる“リコピン”がすごい！
日焼け対策の食材として近年注目されているのがトマト。トマトに多く含まれる「リコピン」は、強力な抗酸化作用を持ち、紫外線による肌の赤みや炎症を抑える効果があると言われています。

生で食べるよりも、加熱調理することで吸収率がアップ。トマトソースやミネストローネなどにして取り入れるのがおすすめです。

3. 肌の修復に役立つ“たんぱく質”も忘れずに
日焼け後の肌はダメージを受けている状態。そこに必要なのがたんぱく質です。肌の原料となるたんぱく質が不足すると、ターンオーバーが乱れ、肌トラブルの原因になります。

鶏むね肉、魚、大豆製品、卵などの高たんぱく食品

ヨーグルトや納豆は腸内環境も整え、美肌にプラス

バランスの取れた食事を心がけることが、日焼けに強い体づくりの基本になります。

4. 水分補給で“うるおい肌”をキープ
紫外線は肌の乾燥を引き起こします。乾燥した肌はバリア機能が低下し、さらに日焼けしやすくなってしまいます。対策として重要なのがこまめな水分補給。

1日1.5?2リットルを目安に、水や麦茶などでしっかり補給しましょう。肌のうるおいを保つためには、内側からの水分も欠かせません。

まとめ｜食事もスキンケアの一部。日焼け対策は内外から！
日焼けを防ぐためには、肌に塗るだけでは不十分。毎日の食事が、紫外線に強い肌をつくる第一歩です。抗酸化作用のある栄養素や良質なたんぱく質、水分補給を意識して、内側からも紫外線対策を始めましょう。

“食べるスキンケア”を取り入れて、健やかで透明感のある肌をキープしたいですね。